サハリン州立美術館

サハリン州立美術館 に関する記事です。
サハリン州立美術館は、日本時代の北海道拓殖銀行豊原支店でした。
現在、コルサコフに大泊支店の建物も残されています。
拓銀

1945年敗戦から日本に引き上げる人々にとって、ソ連政府の政策から銀行口座は凍結され、払い戻しが許されず当時を語る方の悔しそうな顔を思い出します。そのため、日本に帰国してからも預金を引き出す事は出来なかったそうです。
さて、戦後、ソ連の時代になって寺社などを含め、多くの日本の建物が破壊されて行きました。当然、この建物も取り壊しの対象となりましたが、地元の若い絵かき達は、この建物を自分達の作品の発表の場所にするため、州政府に対して長い時間をかけて取り壊し反対運動を展開したのです。
そこで州政府は、州立美術館とすることを条件にこの建物を残しました。かつての銀行の建物は、ロビーが二階まで吹きぬけの素晴らしい構造で、時には小コンサートホールとしても貴重な役割を果たしています。1990年代の始めから、建物の各所が老朽化のため雨漏りなどに悩まされていたが、屋根や外壁などが修理され長く保存される状態になりました。
ちなみにこの建物は、北海道滝川市の拓銀支店と同じものです。
ユジノサハリンスクへ行かれる際、必ずお立ち寄りください。
すぐ隣には、州立図書館がありその前には、文豪チェーホフの像が座っています。

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